コーチングで大事にしている事です。
私のかつてのイメージは、
「コーチはいつも笑顔で、ポジティブで、
積極的で前向きなことしか言わない」
確かにそんな人とだったら、自分も前向きな状態になれそうな気がしますよね。
けれども、仕事の状況、環境、体調、感情、その他、
常によい状態、さらにプラスに加速していける状態ではないこともある。
自分が最悪な状態の時に、コーチが満面の笑顔と最高のテンションで
「こんばんはー!今日はどんなテーマで行きましょうか?」
と問われても、
「今そんな状態じゃないし。。。」
となることもありますよね。
私、実は過去にやったことがあります。
自分の仕事がうまくいっている状態の時、
知らず知らずのうちに、私の100%に近いエネルギー値で
クライアントさんとのセッションを開始しました。
クライアントさんはうまくいっていない状態の時でした。
ポジティブ度の強すぎる私に、逆に
「今そんな状態じゃない」「私はこんな風になれない」
と、余計落ち込んでしまった、と。
この時はクライアントさんが素直に感じたことを話してくれたので
お互いの位置を取り直しました。
その日は、現状をゆっくり聴き、クリアリング
(状況と気持ちを言葉にして明らかにしていく事)する時間をとりました。
この苦い経験から、
「スタートは55%」で入る、と決めています。
ニュートラルな50%より少し上。
スタート55%で会話でクライアントさんの状態を観察します。
ぐーっと進んでいける状態の時には、
冷静な中にもさらに加速できるようなエネルギー値で。
今はいったん止まる時間が必要な時には、
こちらは50%、ニュートラルで。
どんなに相手の心の状態がよくなくとも、
私は50%から下げない。
ここも大事にしているところです。
共感したり、引っ張られて50%以下にはならない。
あくま50%。ニュートラル。
ニュートラルに聴きとることで、必ず変化が起きてきます。
クライアントさんがどんな状態の時も、
その方の本来の姿が発揮できるような時間を提供していきます。
あやこ
最新記事 by あやこ (全て見る)
- 令和の不登校児のリアル。~次男不登校2年目。新人類・不登校児の日常を記録してみる - 2021年12月24日
- コーチング子育ての実り紹介~生まれた時から母がコーチの長女はすごかった~ - 2021年12月23日
- 中2冬、不登校児1年の気持ち - 2021年12月15日