ラベリングとは商品にラベル(商品表示)を張るように、
人や自分に「こういう人」というラベルを張る、思い込みを持つことを言います。
今朝の長女との会話
準備がもたもたして、保育園の登園が遅くなりました。その送迎の車中で。
私 :今日保育園行くの遅くなっちゃったね。
長女:私ってほんっと役に立たないよねーー。
普段、人に対して、役に立つ、役に立たないという言葉をあまり使っていないつもりだったので、
この言葉自体が出てきたのがまずびっくり。
そしてこの子全く「役に立たない子」ではありません。
むしろ心も体もすくすく育っていて、毎日感心してます。
私:役に立たない子じゃないよ。
今日は保育園の準備に時間がかかった、それだけでしょ?
一人で着替えられたし、準備も全部自分でできたじゃん。
長女が自分に張ったラベル「役に立たない子」をはがして、事実を伝えてみました。
ラベル通りの人になる
これは、コーチングでもよく使うことで、
人は、「自分は○○な人だ」の思い込み通りの人になります。
なので、セッションの中に、目標達成について否定的な思い込みが読み取れる言葉が出てきたら、
そこを取り扱っていきます。
例えば、その思い込みはどんな事実に基づいているのか、目標達成に機能するのか。
機能しないとしたら、ラベル(解釈)を変えられないか、機能する環境を創れないかなど。
探していくと、意外と些細なことが否定的な思い込みをつくる原因になっていたり、
解釈を変えてみるだけで、次の行動をとれるようになったり。
自分では見つけにくい
実は私も自分が受けるセッションで、
私 :私、受け身っていうか、依頼があれば、相手の望む以上の成果を上げることはできるのですが、自分のやりたいと思ったことは、なかなか形にできなくて。
コーチ:それって、あやこさんの場合は、受け身っていうか、他者が介在することで締切や責任が生まれるから行動につながるってことじゃないですか?
であれば、自分のやりたいことに対して行動できるように環境づくりをすればいいだけですよね。
そんなやりとりがありました。
なるほど。まさに。私、自分に「受け身」ラベル張ってました。
考えてみると、私は、頂いた依頼に対して、自分で考えたり提案しながら仕事をしているので、いわゆる「受け身」とか「指示待ち」ではない(はず)。
そして、現在も私が行動できるパターンがあるのだから、
これからは、自分が進みたい方向にそのパターンを適用できるよう環境づくりをすればいい。
自分に「受け身」というレッテルを張ったままでは、そこからしか行動できないけれど、
こうやって取り扱うことで全く違う行動に結びつけることができる。
自分では見つけにくいので、トレーニングされたコーチとの対話で発見される。
そしてそこから変化を作れる。コーチングセッションって素晴らしいと思うところの一つです。
どんなラベル張ってますか?
自分にどんなラベルを張ってますか?
子どもにどんなラベルを張ってますか?
いまのラベルで幸せならもちろんそのままで!
うまく向かう先に向かえないなと違和感感じたり、
もっとこうなりたい、こうなってほしいと今と違う状態を望むなら、
どんなラベルを張っているのか、見直してみるのもいいかもしれません。
ラベリング効果
私が長女に「あんたはほんとにのろいねー」などと子供に声をかけ続けたら、
「私はのろいんだ」と、ラベリングされて、実際にのろい子になっていきます。
そして、「あんたなら時間に用意できると思うよ!」と声をかけていけば、
時間内に用意できる子になっていきます。
(例えばテレビをつけないとか早めに起こすなど環境設定は必要ですが)
自分自身にはもちろん、職場、家族、すべての人間関係で有効です。
ぜひ貼っているラベル、今一度気にしてみてくださいね^^
あやこ
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